自然界の"真実"を「奇跡のリンゴ」が教えてくれた

自然界の"真実"を「奇跡のリンゴ」が教えてくれた

不可能と言われていた無農薬・無肥料栽培 木村式自然栽培とは

不可能と言われていた無農薬・無肥料栽培 木村式自然栽培とは

農薬も除草剤も化学肥料も、そして
有機肥料すら一切使わない米づくり

「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則氏

「奇跡のリンゴ」のお話、
ご存知ですか?

「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則氏

青森のリンゴ生産者 木村秋則さんは農薬で体調を崩す奥さんを心配して、当時絶対不可能と言われていた農薬を使わないリンゴ栽培を試みました。10年もの歳月、試行錯誤を繰り返し、ついに農薬も肥料も使わない、「奇跡のリンゴ」の栽培に成功しました。
「奇跡のリンゴ」は2013年に阿部サダヲさん・菅野美穂さん主演で映画化もされました。

イラストでみる木村さんと自然栽培 イラストでみる木村さんと自然栽培

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農薬・除草剤・肥料 不使用
自然そのものの栽培方法

山田徳三郎さん

「私も孫がおるので、体にいいものを食べさせないといかんと、米の自然栽培をはじめました」と語るのは最初に米づくりに取り組んだ生産者の山田徳三郎さん。手作業での草刈りや害虫の駆除には苦労するものの、未来の子供たちのために木村式自然栽培の輪を広げていきたいと意欲を見せます。

山田徳三郎さん

田んぼの生き物たち

田んぼの生き物たち

田んぼの生き物たち

ナチュラル朝日が育つ田んぼには、メダカやトンボ、ドジョウなどの生き物がたくさんいます。農薬を使わないからこそ、害虫を食べてくれるカエルやクモなどの生き物が現れ、バランスの整った生態系ができるのです。

通常の2倍の長さ
ナチュラル朝日の根っこ

ナチュラル朝日の根っこ

一般的な稲の苗が15cm間隔のところ、ナチュラル朝日は30cm間隔で植えられます。そのため、同じ面積辺りの収穫量は少なくなりますが、しっかりと根を張り、土中の養分を十分に吸収します。その根は一般的な稲の根と比べ、約2倍も大きくなり、生命力の強いお米を育てるのです。

ナチュラル朝日の根っこ

稲の生命力を高めるため

手作業での草刈りや田んぼの水位をこまめに調整したりと、ナチュラル朝日が育つまでには大変手間がかかります。
しかし、土を育て、稲自体の能力を引き出すために、その成長を観察して手をかけて育てます。農薬や肥料に頼らず、稲の生命力を高めらることが美味しさへと繋がるのです。

希少な在来種「朝日」

木村式自然栽培にふさわしいお米として選ばれたのが、岡山県の在来種「朝日」です。人工交配していない、日本で唯一残っている旭系の品種で、コシヒカリやササニシキの祖先でもあります。もち米と交配していないため、モチモチではなく"ふっくら"とした粘りがあるのが特徴。お米本来の香りと旨みが感じられます。

コシヒカリ・ササニシキの祖先

「朝日」のルーツは"京都旭"

「朝日」のルーツ 「朝日」のルーツ

  • ※NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会 調べ

美味しく召し上がっていただくために

自然栽培米「ナチュラル朝日」は生命力が強く、粒がしっかりしています。精米、玄米ともに普段のお米を炊飯する時より、やや多めの水加減で炊飯されるとより美味しくお召し上がりいただけます。

おすすめの炊き方

精米

一般的な精米と同様に1〜2時間水に浸し、炊く直前に水切りをし、お水をいれかえて炊いてください。

  • ※炊飯器により異なります。好みの加減で調整してください

玄米

自然栽培の玄米は一般的な玄米よりも長めに水に浸してください。6〜7時間以上水に浸してから炊いてください。

  • ※炊飯器に玄米モードがある場合、長時間の浸水は不要です。
    炊飯器の説明書に従ってください

保管方法

直射日光、高温多湿を避け、涼しい風通しのよいところで保管してください。
においが移りやすいため、洗剤や化粧品の近くで保管しないでください。